占い鑑定の料金設定|初心者が迷わない決め方と料金表の例

占い師・講師の隆之介

料金設定は、何をどこまで提供するかを決めてから行います。周囲の価格やその場の遠慮だけで決めず、準備から鑑定後の対応までを一つの仕事として整理しましょう。

占い師養成講座の隆之介です。この記事では、実際に自分の鑑定や案内を見直せるよう、考え方と確認項目を順番に整理します。

「料金はいくらですか?」と聞かれた瞬間、急に自信がなくなってしまう。

そんなご相談を、私は何度も受けてきました。

喜んでいただきたいからこそ、高いと思われたくない。まだ経験が少ないから、安くした方がいい気がする。その優しさは、とてもよく分かります。

けれど、その場の遠慮だけで料金を決めると、鑑定を続けるほど苦しくなることがあります。

値段は「自分の価値の点数」ではありません

3,000円をいただくなら、3,000円分のすごい占い師でなければならない。そう考えると、いつまでたっても料金は決められません。

お客様が受け取るのは、占術の知識だけではないんです。

話を整理する時間。結果を分かりやすく伝える工夫。鑑定前の準備。鑑定後に日常へ戻るための言葉。そこまで含めて、一つのサービスになります。

値づけは、自分を大きく見せる作業ではなく、安心して受け渡しできる形を作る作業です。

先に決めたい3つの基準

1.何を占うのか

恋愛、仕事、人間関係など、相談できる範囲を言葉にします。「何でも占います」より、初めての方が自分向けだと分かる表現が親切です。

2.どこまで時間を使うのか

鑑定30分でも、準備や記録、返信に時間がかかります。表に見えない時間も一度書き出してみてください。

3.どこまでを料金に含めるのか

質問は当日だけか、後日の補足があるのか。最初に決めておけば、お客様もあなたも迷いません。

安くする前に、小さく始める

最初から大きな金額にする必要はありません。ただし「相手によって変える」のではなく、モニター料金や期間を明記して、小さなメニューとして出してみてください。

料金・時間・内容を先に伝えることは、売り込むことではありません。お互いが安心して約束するための案内です。

今日、あなたの鑑定について「内容・時間・料金」の3行だけ書いてみてくださいね。受け取り口を整えることが、仕事として続ける最初の一歩になりますよ。

よくある決め方が苦しくなる理由

周りの占い師が3,000円だから自分も3,000円、という決め方は簡単です。けれど、鑑定時間も準備も、届け方も違います。他人の価格だけを基準にすると、忙しいのに手元に残らない状態になりやすいんです。

反対に「このくらい欲しい」という気持ちだけで決めても、初めてのお客様には理由が伝わりません。大切なのは、価格を説明することより、何を受け取れるサービスなのかを見える形にすることです。

料金表を作る前の書き出しワーク

紙を一枚用意して、鑑定前・鑑定中・鑑定後に分けてください。

鑑定前には、相談内容の確認や道具の準備があります。鑑定中には、占う時間だけでなく、話を聞き、結果を整理する時間があります。鑑定後には、記録や補足の連絡があるかもしれません。

すべて書いたら、合計時間を出します。60分鑑定でも、仕事全体では90分かかっていることがあります。この全体像が見えると「何となく安くする」状態から抜けやすくなります。

値上げより先に、範囲を整える

今の料金で苦しい場合、すぐ値上げする以外にも方法があります。鑑定後の質問回数を決める。相談テーマを一つにする。延長料金を明記する。ここを整えるだけでも、負担は大きく変わります。

お客様にとっても、どこまでお願いできるか分かる方が安心です。曖昧な親切を増やすより、約束を明確にした方が信頼につながります。

伝え方の例

「30分で一つのご相談を伺い、鑑定結果と今日からできる行動を一つお伝えします。料金は税込○円です」

このように、時間・内容・受け取れるものを一文にします。あなた自身が説明しやすい言葉になれば、料金を聞かれたときにも落ち着いて答えられますよ。

実践に使う具体例とチェック項目

料金表に入れる説明の例

仕事の方向性を整理するオンライン鑑定/30分/料金は税込の確定額を表示/相談テーマは一つ/延長と後日の質問の扱いを明記、という順番で作ります。実際の募集では仮の金額を残さず、自分の提供内容に合う額を入れてください。

モニター料金を通常料金につなげる

モニターを募集するときは、対象人数や期間、感想のお願いを先に示します。期間が終わったら所要時間と負担を振り返り、次の募集条件を決めます。予定を伝えずに相手ごとに価格を変えると、説明しにくくなります。

よくある質問

初心者は必ず無料から始めるべきですか?

必ず無料にする必要はありません。提供できる内容と経験を正直に伝え、時間・料金・対応範囲を明示します。有料か無料かにかかわらず、約束した内容を丁寧に届けることが基本です。

鑑定後の質問が増えて困る場合は?

受付期間と回数、料金に含む範囲を次回の募集から分かりやすく案内します。すでに約束した条件は尊重し、新しい条件をさかのぼって押しつけないようにしましょう。

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執筆:隆之介
占い師・講師。占いを仕事として届けるための学びと実践を支援しています。隆之介のプロフィール

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